様々な面から皆様の生活を全力で支援
DOJO PHARMACY
地域の健康と福祉の向上を目指し、個々のお客様に合わせた服薬の教授や自宅で利用いただける薬剤サービス、管理栄養士による栄養面のサポート、そして介護に関する専門的な相談といった多岐にわたるサービスを展開しております。また、来局できない方には在宅訪問し、薬の管理や健康管理のアドバイスや食事に関する情報も提供しています。さらに、薬の確実な供給を保証するための配送センターを設け、緊急時にも地域の支援ができるような体制を整えております。このように、様々な面から皆様の生活を秩父にて支えていきます。
よくある質問
医薬品の選び方や処方箋の出し方に回答
皆様の疑問や不明点を解消するため、よくある質問に回答しています。
医薬品の選び方や処方箋の出し方など、日々の生活をサポートする情報をご紹介しております。
飲み方・使い方
- 食前や食後とは具体的にどのくらいですか?
- 食前 :食事の30分程度前
食直前:食事直前
食直後:食事食後
食後 :食事の30分程度後
食間 :食後の2時間程度後。
就寝前:寝る30分程度前。
頓服 :症状のある時に一時的に飲むこと。例:熱があるときや痛みがあるときなど
- なぜ薬を飲むときが決まっているのでしょうか?
- 食事をすることによって体の中に吸収される薬の量が少なくなる場合や胃の中に何もないと胃を荒らす場合もあります。また、体内で作られる様々な物質や薬に対する体内の感受性は時間によって大きく変化します。したがって、薬を飲む時間を守らないと、薬の効きが悪くなったり、副作用が現れやすくなります。
- カプセルを外して飲んでもいいですか?
- カプセルを外すと味やにおいがきつく飲みにくくなる場合があります。それ以上に大切なことは、1日1~2回の服用のカプセル剤や錠剤の中には、吸収時間を調整するし効果が長続きするようにしているものや、1日3回以上飲む薬でも胃酸による分解を防ぐために胃で溶けず腸で初めて溶けるようにして効果を高めたり、副作用の軽減を目的としたものがあります。勝手にカプセルをはずしたりすると副作用が現れやすくなったりします。
効き目・効果
- 貼り薬はいつも同じ場所にはるのがいいですか?
- 貼り薬には大きく分けて2種類あります。ひとつは打ち身やねんざなどのとき、その場所に貼るものです。これは痛みや炎症のある場所の皮膚に貼ることで、そのすぐ下の炎症部位において効果を示します。したがって、炎症を起こしている場所に貼ることが大切です。もう一つは狭心症やぜん息の発作を防ぐために胸などに貼るもので、薬が皮膚から一度血液中に吸収されて、血液により薬が心臓や気管支に運ばれ効果を示します。したがって、いつも貼っている皮膚が荒れてくれば、その近くの(離れた場所に貼ると吸収速度が変化する場合がある)別の場所にはっても効果に差し支えありません。
- 薬を飲むときの年齢の区分について教えて下さい。
- 通常は以下のとおりです。
大人:15歳以上
小児:15歳未満
幼児:7歳未満
乳児:1歳未満
新生児:出生後4週未満
- 飲んだ薬はその後どうなるの?
- 飲んだ薬の大部分はまず胃や腸から吸収され、肝臓を通り体内に入ります。次に、血液で体内のさまざまな場所や臓器に運ばれ(この過程を分布と呼びます)、効果を示すことになります。その後、徐々に肝臓で分解や無毒化などの変化を受けこの過程を代謝と呼びます)、腎臓から尿に混じって体外に出されたり、一部は胆汁と一緒に便に混じって体外に出されたりします(この過程を排泄と言います)。このように大部分の薬は体内で、吸収・分布・代謝・排泄という過程を通ります。
- 一度にたくさん薬を飲んだり、1日1回の薬を1日3回飲めば、早くよく効ききますか?
- 確かに一度にたくさん薬を飲んだり、1日1回の薬を1日3回飲めば、薬は体内に多く吸収され、血液中の薬の濃度は高くなります。しかし、副作用もまた出易くなります。特に重大な有害作用も現れやすくなるため、一度に多く飲むのは危険です。決められた量を飲みましょう。
- 薬には薬同士の飲み合わせや特定の食べ物との食べ合わせはありますか?
- 2種類以上の薬を飲んだときに、効果の増強や減弱、副作用が起こることを「薬物相互作用」と呼びます。これは、病院でもらう薬(医療薬)ばかりでなく、市販薬(一般薬)や漢方薬、特定の食品などとの間でも起こる可能性があります。(なぜ薬を何種類も飲んでいる人に副作用が現れ易いのでしょうか?を参照)。例えば、ワルファリン(血液を固まりにくくする薬)は、納豆、クロレラやブロッコリーを食べることで、その効果が減弱します。逆に、高血圧症に用いられるカルシウムブロッカーはグレープフルーツなどで、体内の薬物濃度が高くなり副作用が現れやすくなります。その他の薬にも種々の相互作用があります。個々の薬について詳しいことは医師や薬剤師にたずねましょう。
副作用
- 副作用とはなんですか?
- 副作用とは、薬の本来の目的としない作用のことです。例えば、かぜ薬を飲んで眠気が出た場合、その眠気は副作用となりますが、ぐっすり眠ることで体を休めることにつながれば、その副作用については特に問題はありません。また、2つ以上の病気に使用される薬は、ある病気に対する効果が、別の病気の際には副作用になる場合もあります。そこで副作用のうち、特に悪い症状を起こす作用を「有害作用」と呼びます。しかし、この有害作用はすべての人に現れるというものではなく、また、同じ人でもいつも同じ有害作用が現れるわけではありません。
- 特に副作用に気を付けた方がいい人とは?
- アレルギーなど特異体質のある人。
過去にひどい副作用を経験している人。
小児やお年寄り、肝臓や腎臓に病気のある人。
ほかにも薬を飲んでいる人。
たばこやお酒の習慣のある人。
妊娠やその可能性のある人。
高所での作業やプロドライバーなど危険を伴う仕事に就いている人。
こういう人はあらかじめ相談下さい。
- なぜ肝臓や腎臓に病気のある人に副作用がでやすいですか?
- 大抵の薬は体内に入ると、肝臓で代謝(分解や無毒化などの変化)を受け、腎臓から尿に混じって体外に出されます(排泄)。したがって、肝臓の機能が低下すれば代謝が遅くなり、また、腎臓の機能が低下すれば、排泄が遅れます。その結果、体内に薬がいつまでも残ることになり、副作用が現れやすくなります。
- なぜ薬を何種類も飲んでいる人に副作用が現れ易いのでしょうか?
- 体内の薬が肝臓で代謝(分解や無毒化などの変化)を受けるとき、同時に飲んだ薬が一方の薬の代謝を抑えたり、また、薬が腎臓から尿に混じって体外に排泄される際に、同時に飲んだ薬が一方の薬の排泄を減少させたりすることがあります。その結果、体内に薬がいつまでも残ることになり、副作用が現れやすくなります。さらに、血液中にある薬のうち何%かは血液中のタンパク質と結びついて、薬としての作用を示しませんが、同時に何種類もの薬を飲んでいると、ある薬が血液中のタンパク質から他方の薬を引き離すため、その引き離された薬の濃度が高まり、作用が異常に強まり副作用が現れ易くなります。
- なぜお年寄りに副作用がでやすいのでしょうか?
- 複数の病気に罹っているため、多く診療科や病院に通い、また市販薬などのさまざまな薬を飲んでいる可能性が高く、このため、薬どうしの相互作用が起こりやすい(なぜ薬を何種類も飲んでいる人に副作用が現れ易いのでしょうか?を参照)。また、お年寄りの方は肝臓や腎臓の機能が低下している場合が多い(なぜ肝臓や腎臓に病気のある人に副作用がでやすいのでしょうか?を参照)。さらに、目や耳の機能が低下したり、注意力や記憶力の低下により、間違った薬の飲み方をしてしまう。などの理由が考えられます。
- 副作用をできるだけ避けるためには?
- 薬を飲んでいていつもと違う体の変化が現れたら、なるべく早く医師や薬剤師に相談する。副作用かと思っても必ずしも薬が原因とは限らないため、勝手に服薬を中止せず、医師の指示を受ける。複数の病院で薬を処方してもらう場合、今飲んでいる薬を医師に告げるか、現物を持参する。市販の薬を常用している場合はそのことを医師に告げるか、現物を持参する。市販薬を購入する場合、常用している薬を薬剤師に告げるか、現物を持参する。薬を飲んでいる場合には飲酒や特定の食べ物を避ける(薬と食べ合わせを参照)。薬は決められた分量を決められた時間に飲み、飲み忘れた場合の対応を医師や薬剤師にあらかじめ尋ねておく。アレルギー体質は遺伝する場合もあるので、親兄弟の体質も知っておく。慢性病のため長く薬を飲んでいる場合、決められた定期的な診察を受け、医師のチェックを受ける。もし副作用を経験したらその薬の名前を確かめ、その時の症状を記録しておく。その他に、いろいろ相談できるかかりつけの医師や薬剤師を決めておくことも良いでしょう。